トンボノート

トンボです。

トンボノート開設

どうもはじめまして。
ブログ始めました。
トンボーイです。あだ名など持ったことのない人間なので、さっき30秒くらい悩み抜いた末に自分で決めたニックネームですが、トンボーイです。よろしくお願いします。広大なインターネットの海に自分の拙文を放流するのは初めてなので、おっかなびっくりのスタート。どうぞお手柔らかに。

 

 ブログの記事のコンテンツが決まっているわけではないので、とりあえずはなんでもアリの雑記を積み重ねていこうと思う。本のこと、映画のこと、趣味のこと、旅行のこと、撮った写真のこと、ふと気がついたこと、朝の電車で考えていること…。いつもは僕の頭の中で生まれては、その日の終わりに眠りにつくのと同時に消えていく色々なコトバの羅列を、気が向いた時にいくつか取り出してここに並べていこう。

 

 僕は現在20代の学生であり、この歳にして初めてブログなんてものをやるわけなんだけど、思い返してみると小中学生の頃からネットのブログやらチャットやらは存在していたし、周りにもやっている友達はたくさんいた。

  当時はちょうど若者を取り巻くネット環境は大きな転換期を迎えていた。例えばモバゲーやアメーバピグが隆盛を極めていて、アイコンでしか知らない人々と会話したり「友達」になったりする文化が少年少女のあいだにも浸透していった。人と繋がる垣根が下がり誰でも簡単にインターネットの海に入っていけるようになる、平成の縄文海進ともいえる変化が起こっていたのだ。

 同時にこの頃はガラケーが多数派であった最後の時期でもあり、シームレスでスマートなコンテンツが当たり前になった今では見られなくなった文化の最後の担い手となっていたようにも思える。ガラケーの決定ボタンのメッキが剥がれる遠因にもなったボタン連打必須のブラウザゲームとか(怪盗ロワイヤルとかああいうやつ)、(о´∀`о)的な記号を並べた絵文字とか、更新ボタンを連打しないと会話が進まないチャットとか(ガラケーではLINEもこの仕組みだった)、そういったやつだ。そのせいなのか分からないが、キリ番云々みたいなちょっとアナログな風習はまだギリギリ残っていたと記憶している。

 まぁとにかく、そんな感じで現在ほどあらゆるものがオンラインな生活ではなかったにせよ、僕ら若者はあの頃既に今の生活の入り口に立っていたと言えるだろう。

 

 そんな転換期にあって、僕がブログというものに手を出さなかった理由があるのかと言われれば、まぁ特にないんだけど、強いていえば慣れなかったのだと思う。文章を書くこと自体は嫌いではなかったけれど、いつも何かを書く時は、それを読む相手がどんな人なのかなんとなく分かった上で書くものだと思っていた。メールにしろ手紙にしろ学校の宿題の作文にしろ、文を書く時はそれが誰に読まれるものなのかということを頭の片隅に置いた上で書いていた。だから、ブログというネット上で不特定多数の人々に公開される場面では、どんな言い回しがいいのか、どこまでおっ広げて話せばいいのか、そういうことがよく分からなかったのだ。そんな理由で、これまではブログをやろうと思ったことはなかったし、例えばSNSも現実世界と同じような人々の間でしか動き回らないような使い方をしていた。

 

 しかし、人並みに20年と少し生きてきて、最近どうももったいないなと思うことが増えるようになった。本や映画の感想や考察、新しく買ったカメラで撮った写真、ふと遠出した時のちょっとした思い出、無為に過ごすなかで生まれた考え方の変化… そういうものが、ほとんど人と共有されることなくフッと流れていってしまうことがもったいないと思うようになったのだ。友達と色々なネタ話をして一緒に笑うのは好きだが、そういったとりとめもない話が友達との会話で出てくることは意外とないので、結局いつも頭の中で生まれたものは頭の中で消えていってしまう。そんな大層な人間ではないから、もしかしたら人にとっては聞いたところで「つまんねー」と思う話ばかりかもしれないが、それでも1人部屋の天井を眺めながら色んな思いをふわふわ消えていくままにしておくよりは、どこかに書いてみるのがいいんじゃないかと思ったのだ。そういうわけで、ブログを始めることを決意したというわけである。

 

 まずは自分の頭の予備保管庫みたいなつもりであれこれ書いていこうと思う。さっきもいったようにどんな人の目につくのか分からなくてどんな文を書けばいいかも分からないので、とりあえずは後々これを読む未来の自分に向けて書くということでやってみるつもりだ。ダラダラ長々と話した割に、要約すると「これは僕の、僕による、僕のためのブログです」ということになってしまうので、ここまで読んでくださった方からすれば、ふざけるな時間返せ!という感じになっても仕方ない話なのですが、どうかご容赦ください。

 最後に軽く僕のことを話しておきます。本や映画が好きで、SFが好き。アウトドア道具を見るのが好きで、登山も時々楽しみます。最近は一眼レフを買って使いこなせるようになるため試行錯誤中。何事も、「安い」ことがとにかく重要なタチ。その辺の話も含めて、これから少しずつ、楽しめてたまに役に立つ記事を書いていこうと思うので、何卒よろしくお願いします。

 2018年、今年が良き1年になりますよう。